川藤OB会長流!若虎にゲキ 「大和さん、出て行って」ぐらい言わなアカン
阪神の川藤幸三OB会長(68)が10日、独特の表現で若手台頭を求めた。国内FA権行使を表明した大和の去就は流動的。OB会長として残留を望む一方で、他の後輩たちへのゲキも忘れない。
「こんなおいしいことはないよ。大チャンスやないかい」。秋季キャンプでは大山が二塁を守り、糸原、植田らも火花を散らす。高いレベルでの争奪戦なら歓迎。「『大和さん出て行ってください』と、言うくらいにならないとアカンよ!!」と言葉は熱を帯びる。
投手を除くとレギュラーは8人。自身の経験談でもある。「先輩、頼むから辞めてくれよというのが本音。ワシも言うとったよ。プロの世界は厚かましく、真正面から言うたらええんよ」。野球には人生が懸かっている。川藤節で熱い競争を望んだ。