陽川 藤浪からも打った!積極性で2戦連発&3安打 「結果を残さないと」

 「阪神紅白戦、白組4-2紅組」(9日、安芸市営球場)

 阪神・陽川尚将内野手(26)が9日、秋季キャンプ2度目となる紅白戦で、藤浪の147キロ直球をはじき返すソロ弾を放った。5日の紅白戦に続く2戦連発となった一打を含め、3安打の結果でアピールに成功。金本知憲監督(49)も直球を打ち返したことを評価した上で、さらなる成長に期待を寄せた。

 藤浪の147キロ直球を、振り負けることなくはじき返す。高々と舞い上がった白球は、失速することなく左翼スタンド上段に飛び込んだ。キャンプでの紅白戦2戦連発となる一打を含む3安打の活躍。陽川のアピールがこの日も光った。

 「僕の立場は1打席1打席を、結果を残さないといけない。無駄のない1打席を、と」

 三回だ。中谷の2ランに続き、藤浪の3球目の直球を打ち損じることなく左翼席に運んだ。前回、5日の紅白戦では、才木の147キロ直球に対し、バックスクリーン左への場外弾となる2ランを放っていた。そしてこの日は“藤浪撃ち”。しかも、変化球ではなく直球を打ち返したところに価値がある。金本監督が評価したのもそこだ。

 「(5日に続き)2回ともまっすぐを打ったから。今日は藤浪のまっすぐ?前は才木か。ちゃんと狙って、1軍レベルのキレのストレートを打てるようになると彼も先が見えてくる」と指揮官。懸命のアピールを素直に称えたが、レギュラー争いに加わってくるためにはさらなる成長が必要。その中で、一発以外の2安打にも内容はあった。

 二回は初球を左前に運び、五回は追い込まれた中で粘って松田から右中間への二塁打を放った。特に二回の初球打ちは「積極的にいこうとずっと思っている。フェニックスの時に矢野(2軍監督)さんからも初球からもどんどん打っていけと言われたので」と意識した中での一打だった。

 「ストレートが課題なので、しっかり一発で仕留められるようにと。結果を出していくしかない」と陽川。レギュラー争いは激しいが、だからこそ、結果を残していく必要がある。気を緩めることなく、バットで気持ちを示していく。

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