先発陣よ、奪えCSローテ 金本監督サバイバル指令!残り「2人」

 CSローテをつかめ!!阪神の金本知憲監督(49)が16日、ポストシーズンに向けた先発起用に言及した。現状、固まっているのは、1年間ローテーションを守ってきた秋山、能見の2人。メッセンジャーは右足の回復状況次第で、残る1、2枠の争いになりそうだ。

 「がっちりローテを守ったと言えるのは、秋山くらいか。能見はちょっと今(出場選手登録を抹消して)、休みをおいとるけど。2人か」

 CSに向けた競争か-と問われた指揮官は、今季柱として戦った2人の名前を挙げた。最大で3試合のファーストS、同6試合のファイナルS。中5日で全試合戦うと計算すれば、最大5人の先発が必要になる。

 岩田、岩貞、藤浪、小野、メンドーサ、青柳らが候補だ。まずは小野がスライドで17日の中日戦に登板。18日の広島戦には岩貞が上がる。シーズンは残り13試合。全てがポストシーズンをにらんだ戦いになる。「勝つことに重きを置きたい」。香田投手コーチは前置きした上で、競争を求めた。

 「(残り試合は)いろんなことを試しながらになる。順位も決まってないから、行き過ぎるのはよくないけど。頭に入れながらね」

 期待するのは広島戦に投げる岩貞。この日は、ブルペン投球を視察し、復調の手応えを感じ取った。「球のキレや強さもね。やっと本来の彼らしい球が、投げられるようになってきました」。全日程終了まで戦いは終わらない。CS、そして来季に向けて。サバイバルレースは続いていく。

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