福留、通算350二塁打&同点打 連勝止まっても勝負強さ止まらん!

 「阪神2-4中日」(3日、甲子園球場)

 連勝は止まったが、阪神・福留のバットは健在だった。NPB通算350本目の二塁打、さらに一時同点とする貴重な適時打を放ち、マルチ安打をマークした。

 「積み重ねだと思うし、自分のバッティングを表しているのかな、とも思う。これからも続けていけるようにしたい」

 節目の安打は0-2の四回1死で飛び出した。その打席の2球目には顔の前を通過する直球が。ギロリと中日先発の小笠原をにらみつけ、一度打席から離れて心を落ち着かせる。5球目、腰を引くことなく直球を右翼線に運び、悠々と二塁まで到達した。さらに1-2の六回1死三塁では三遊間を破る左前打。一振りで劣勢から振り出しに戻した。

 自身の適時打で同点に追いついた直後には走者としてプレッシャーをかけた。三塁まで進んだ主将。2死満塁で上本が打席に入る。その1球目。本塁方向へ一瞬、ダッシュを見せた。すると、背中越しに見える福留の動きに小笠原はバランスを欠く。変化球がワンバウンドし、もう少しで勝ち越しのホームを奪っていた。

 捕手・武山が後逸せず、上本も凡退して結果的に得点は入らなかったが、追加点を狙う執念を見せた。勝ちにこだわる男は、最後まで諦めない。

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