「中日－阪神」（１９日、ナゴヤドーム）

　阪神の先発・青柳が今季最長の７回１／３を投げて３安打１失点。４勝目の権利をもって降板した。序盤から打線の援護を受けながらツーシーム、スライダーなど変化球を織り交ぜ、中日打線に的を絞らせなかった。

　前回９日の巨人戦（東京ドーム）では、５回を投げて２安打無失点と好投。中９日の間隔をあけて臨んだマウンドだった。

　初回２死から大島に四球を与えると、続くゲレーロに右中間を破られ１点を失った。だが、続く二回に味方打線が逆転に成功すると、以降は中日打線を寄せ付けなかった。

　二、三回と３者凡退に抑えると、四回だ。３番・大島から始まる好打順。１４１キロのシュートで遊ゴロに斬ると、続くゲレーロ、福田には内の同球で二ゴロに抑えた。

　八回、先頭・藤井に四球を与えると、１死を挟んで代打・遠藤に右前打を許した。ここで降板を告げられた。

　続く２番手・石崎が後続を断って無失点。６点のリードを守った。青柳は１０３球、５奪三振。プロ初の完投勝利こそ逃したが、首脳陣の期待に応える好投だった。