梅野、猛打賞「結果出せた」 8月ノッてきた!打率・375

 「DeNA8-2阪神」(13日、横浜スタジアム) 

 完敗に沈む帰り道で、阪神・梅野が険しい表情のまま言葉を紡いだ。DeNA打線に先発野手全員安打を許し、8失点を喫した夜。捕手としての反省点が脳裏を駆け巡った。だが一方、両手には好感触も残る。久々の3安打。打率・209と苦しむ打撃に光が差し込んだ。

 2試合連続「8番・捕手」で先発出場。二回1死一塁の場面で浜口から遊撃内野安打を放つと、四回には直球をはじき返し中前打。七回は2番手・三上から左前へ運び、5月5日・広島戦(甲子園)以来の猛打賞を記録。「負けている展開でしたけど、僕が結果を出せて良かったです」と静かに振り返った。

 開幕から、チーム捕手最多75試合でスタメンマスクをかぶる背番号44。自慢の強肩で盗塁阻止率はリーグ2位の・364だ。しかし、プロ1年目で7本塁打を放った打棒は影を潜める。正妻へ近づくために、打撃力向上は一つのポイント。手応えはつかみつつある。

 8月に入り24打数9安打、打率・375。真夏の日差しを浴びて、徐々に状態は上がってきた。「昨日(12日)の反省を生かして、打つことができました」。4打数無安打に終わった前日を糧に、響かせた今夜の3安打。“打てる捕手”への変身は、虎も変える。

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