メッセンジャー 不運5敗目 7年連続100奪三振も自己最悪タイの6四球

 「DeNA4-1阪神」(5日、横浜スタジアム)

 粘る相手に対して負けじと腕を振った。だが、運に見放され結局3失点。阪神・メッセンジャーが5回で降板し、今季5敗目を喫した。「自分たちよりも上に、相手に点をやらないようにできなかった」。踏ん張り切れず、粘投も報われなかった。

 不運が訪れたのは1-0の四回1死一、二塁。梶谷に対しての6球目だった。打球は左翼前方へライナーで飛んでいく。これを福留が猛チャージをかけたが、照明が重なって後逸。一気に2者が生還し、逆転を許した。

 それでも右腕は「単純にあれだけランナーをためてしまったことを反省しないといけない」と自身を責めた。それから完全にリズムを崩し、五回にも石川にソロを浴びるなど、本来の投球を披露することはできなかった。

 自己ワーストタイの6四球と、制球が乱れた助っ投。自らのミスで、序盤から再三のピンチを招いていた。金本監督も「見ての通りですね。球数も多かったし」と話し、「投球自体は悪く見えないけどね。スピードも出てたし。初回も152、3出てたし。コントロールかな」と評す。香田投手コーチは「粘ってはいて、判定の部分もあっただろうけど」と気遣いつつ、投球を振り返った。

 この日は「小さい頃から支えてくれた人」という叔父夫婦を球場に招待した。恩人の前で5三振を奪い、7年連続100奪三振をマーク。球団4人目の快挙を白星で祝うことはできなかったが、日本球界で活躍する姿を初めて見せ、恩返しはできた。次回こそ必ず挽回してみせる。

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