虎投先発ローテ5、6番手サバイバル本格化 7日は岩田が先陣
阪神・香田勲男投手コーチ(51)が6日、先発ローテ5、6番手争いへの号砲を鳴らした。「サバイバルになると思うし、しっかり結果を出してほしいね」。20日・ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)までのオープン戦11試合が、試験の舞台になりそうだ。この日は、甲子園で投手指名練習が行われた。
開幕投手筆頭候補のメッセンジャーに侍戦士の藤浪。加えてプロ通算92勝の能見と、昨季10勝を挙げた岩貞の4人は確固たる椅子に座る。残る枠を巡り、し烈な生存競争を繰り広げているのが青柳、秋山、岩田、横山、新人・小野の5人だ。
先陣を切るのが、7日・ヤクルト戦(甲子園)に先発予定の岩田。前回登板した2月27日の紅白戦では、3回1安打無失点と好投。「自分が生き残っていくためにはこの投球だと思っています。(登板)回数を重ねても、ゼロを並べていけることが一番いいと思います」と零封を誓い、自身を奮い立たせた。
8日・ロッテ戦(甲子園)は、秋山が先発マウンドへ上がる見込み。キャンプ中の実戦では3試合に登板し、計10イニングを無失点。金本監督から「投手MVP」にも選定された8年目右腕も、猛アピールを継続する。
香田投手コーチは「(オープン戦)最後の週にはなんとかね」と、開幕の前週にあたる20日・ロッテ戦を一つの目安にしていく考えを明かした。「先発ローテ7人制導入」も視野に入れながら、慎重に実力を見極める。