そっくりドミニカンコンビ、方程式任せた!メンデス「いい感じ」マテオ「準備OK」

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神のロマン・メンデス投手(26)が、来日後初めてブルペンに入った。片山ブルペン捕手を座らせて26球を投げ「いい感触だった」と順調さをアピールした。2年目のマルコス・マテオ投手(32)も今年初めてブルペンに入り、威力抜群の27球。ドレッドヘアで見た目もそっくりなドミニカンコンビが、勝利の方程式を担う。

 頼もしい助っ投たちだ。まず先にブルペンに入ったのは新戦力のメンデス。来日後初ブルペンともあって、力加減は「50~60パーセントくらい」と感覚を確かめながら投じた。

 独特な投球フォームだ。スリークオーターとサイドスローの間から放たれる癖のある球。直球だが、わずかに動きながらミットに収まる。片山ブルペン捕手が受けづらそうにする場面が何度かあった。この日の感覚について「いい感じだった」と満足げに話した。

 日本の環境への対応にも、自信をうかがわせた。「マウンドが少し軟らかいなと思ったけど、大丈夫。慣れていけると思う」。米国より早いキャンプインにも「仕上げていける。日本の選手を見ながら、調整していきたい」と他選手の動きも参考にして調子を上げていく考えだ。

 この日は兄貴分でもあるマテオが隣で投球練習を行った。こちらは2年目とあって調整もバッチリ。シーズン並みの力強いボールを27球を投げ「いつでも準備はできている」と納得の表情で振り返った。

 そんな2人の姿に指揮官も目を細めた。金本監督はマテオについて「球はよかったよ。ストレートがドーンときとったね」と評価。メンデスについては「風貌はそっくり。投げ方はマテオよりきれい。きょうはマテオの方がよかったけど」と話した。ドレッドヘアのドミニカンコンビが、勝利の方程式を確立する。

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