高山、聖地で勝つ 昨季は大きく負け越し「やり返したい」

 関西運動記者クラブ選定の「第60回関西スポーツ賞」の表彰式が16日、大阪市内のホテルで行われた。阪神・高山俊外野手(23)は昨季26勝36敗1分けと大きく負け越した本拠地・甲子園での戦いについて「今季はやり返したいと思います」と逆襲宣言。

 球団新人安打記録を更新する136安打を放ち、新人王を獲得した高山の16年シーズン。関西のスポーツ界を盛り上げた勲章には「うれしいです」と胸を張ったが、一方で悔しい経験も多く残っていた。

 本拠地の甲子園では26勝36敗1分けと大きく負け越した。「たくさんの声援をもらいましたけど…」。黄色いメガホンに勇気づけられた1年だったが、チームとしてファンを喜ばせることはできなかった。

 「甲子園で勝ち越せなかったというのはあるので、今季はやり返したいと思います」

 4位からの船出となる今年は、聖地での勝利で関西を盛り上げる。「甲子園が一番よくやる球場なので、そういうところで勝たないと厳しいです」と険しい表情で語った。

 この日は、世界を舞台に活躍する他競技のアスリートとも懇親を図った。フィギュアスケートの本田とはマグロの解体ショーを見物。兄・太一さんが阪神ファンだという本田は「昨年一度だけ甲子園にユニホームを着て行って、その日は勝ちました」と笑顔。それに応えるかのように、高山も「僕も応援しています」と笑みを浮かべた。

 最後に、改めて「優勝したい」と決意を込めた背番号9。関西から球界を代表する選手へ、2年目はさらなる飛躍を遂げてみせる。

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