福留44歳現役宣言!山本昌氏が太鼓判「あと5年いける」

 44歳現役!日本通算2000安打!阪神・福留孝介外野手(39)が12日、岐阜県大垣市で開催された「がんばろう東北!東日本大震災復興支援 山崎武司チャリティーゴルフコンペ2016」(メナードカントリークラブ・西濃コース)に参加した。50歳まで現役でプレーした山本昌氏(51)から「あと5年いける」と太鼓判を押され、福留も「偉大な先輩に近づけるように頑張りたい」と呼応した。

 来季、不惑を迎えるキャプテンは、気概にあふれていた。「あと5年いける!」。偉大なレジェンドの激励に心は奮い立つ。福留が44歳まで現役宣言だ。

 「先輩からそう言っていただけるのはありがたい。体のケアをしっかりやっていきたい。昌さんのように長くできるか分からないけど(笑)。少しでも偉大な人に近づけるように頑張りたいね」

 評論活動1年目。山本氏は福留の進化に、目を丸くしたという。131試合出場、打率・311、11本塁打、59打点。その数字以上に、4番としてのインパクトは強烈だった。

 「年を取ってすごみが出てきたなと。先輩としてではなく、ネット裏の評論家として感じた。打席での読みであったり集中力であったり、若い頃よりすごみが出てきたと思う」

 ここぞの一打こそ、福留の真骨頂。「50歳現役」を実現した山本氏だからこそ、説得力の次元が違う。

 「体が元気だったらあと5年いける。ケガだけが心配。キャンプから注意してほしい。頑張ってほしいね」

 表彰式では師と仰ぐ山崎武司氏から日米通算2000安打を祝した花束を贈呈され、決意を新たにした。次のターゲットは日本通算2000安打。岩瀬、荒木らかつての仲間を前に福留は力強く誓った。

 「日本だけで2000本打てるように頑張っていきたいと思います。中日戦のときはなるべく打たないように心がけているのですが、どうしてもバットに当たってしまうので、スミマセン(笑)」

 日本通算2000安打まで残り424本。44歳まで現役を続ければ、十分に到達できる数字だろう。41歳時に39本塁打、107打点を記録した山崎氏も「ケガなく1シーズンやれば、3割近く打って100打点近い打点を挙げられる。タイガースの優勝も出てくる」とキーマンに指名した。

 阪神選手の「3割、100打点」は10年・新井、鳥谷以来、40代では08年・金本以来の偉業だ。打点はチーム状況などに左右されるが、福留も呼応する。

 「そういうのを励みにして目指してやれたらいい。少しでも先輩に近づけるように、やっていければいい」

 先輩2人からの金言は最高の発奮材料だ。今年の漢字には「感」を迷わず選択。感謝の思いを胸に刻み、来季への力に変える。

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