「阪神秋季キャンプ」（１１日、安芸）

　阪神の青柳晃洋投手（２２）が、打撃の才能を見せつけた。安芸のサブグラウンドで行われたフリー打撃で、鋭い当たりを連発。サブにメイングラウンドのような左翼フェンスはないが、柵越え級の当たりを７本放った。来季は打撃でもチームに貢献する。

　今季は１９打席に立ち、二塁打を含む２安打。打撃向上に向けて「自信はないけど、打てるに越したことはない」と話した。

　高校時代の打順は８番。本塁打は練習試合で「１本打っただけ」と苦笑いを浮かべた。それでも打撃の素質は十分で、首脳陣も認めるほど。レベルスイングで、しっかり打球を捉えることができる。

　「打てるのであれば打ちたい」とプロ初アーチに意欲を見せた。