金本監督、投手陣に“必殺けん制”指令「1人1つ」

 阪神・金本知憲監督(48)が25日、甲子園での秋季練習で、投手陣にクイックやけん制のレベルアップを求めた。この日の練習中にには投手数人を相手に自ら熱弁をふるい、1人1つは「必殺」のけん制を身に付けるよう要求。今季の反省を生かし、全ての面でレベルアップを図っていく。

 小雨舞う甲子園で、金本監督の言葉が熱を帯びる。投内連係の最中、一塁ベンチ前で数人の投手陣らを集めると、クイックやけん制に関する要求をぶつけた。求めるのは、常に走者を殺しにかかる動き。レベルアップを図るのは、ピッチングのことだけじゃない。

 「ああいう練習の中でも、自分のスーパークイックというか、絶対に走られないクイックを、常にやっていこうと。ああいう場で、ああいう場からまずやっていこうと。殺せるけん制を作ろうという。1人1つね」

 フェニックス・リーグから24日に帰阪した選手も、この日から合流。午前中の投内連係では、投手が一塁けん制を何度も繰り返した。そこで気になったのが、その動き。怠慢と感じたわけではないが、さらに磨きをかける意味で、より高いレベルを求める。

 「テーマだからね、このキャンプの。けん制、クイック、投内連係」と金本監督。ピッチングはもちろん、それ以外の細部にも神経を注ぐ。今季はリーグ優勝を果たした広島などに、盗塁を許す場面が目立った。バッテリーとの共同作業だが、投手にもしっかり意識付けしたい。

 実際、けん制で流れを変えられることもある。10日のセ・リーグのCSファーストS第3戦。走塁と盗塁のスペシャリストで今季限りで巨人から現役引退した鈴木尚が、けん制死に倒れたことで流れがDeNAに傾く場面があった。

 だからこそ、細かなこともおろそかにできない。金村投手コーチも「『クイックとかけん制の球が弱い』と監督から言われた。殺すけん制というか、そういうのをやっていかないと」と力を込め、個別練習でけん制の練習に取り組んだ山本は「それが課題になってくると思う」と今後も取り組んでいく考えだ。

 ここまで秋季練習に参加していた新井良、岡崎、小宮山らが離れる形となり、この日の30人が秋季キャンプ参加選手となるもよう。春とは違い、徹底的に鍛え抜く妥協なき秋のキャンプ。全ての面で強化を図っていく。

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