阪神3位・才木、藤浪さん超えます 能見のお墨付き地元の星や

 「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)

 地元の星がタテジマに袖を通す。阪神からドラフト3位指名を受けた才木浩人投手(17)=須磨翔風=は指名の瞬間、力強くガッツポーズ。仲間からの祝福に感極まり、「最高やわ!」と絶叫した。

 「すごくうれしいです。入ってからが勝負だと思う。日本一のエースになれるように頑張っていきたいです」

 会見では頼もしすぎるビッグマウスが飛び出した。「藤浪選手が目標か」と問われると「目標というか、超えるということです!」と堂々と“藤浪超え”を宣言。「今の時点ではレベルが違いすぎるんですけど、将来性を見込まれていると思うので、コツコツ努力して、しっかり成果を上げていけたらいいと思います」と続けた。

 187センチの長身で、藤浪や日本ハム・大谷のフォームを参考にしてきた。厳しいトレーニングと、母・久子さんの手作りおにぎりを毎日6個ほおばり、肉体強化。高校入学時120キロ前半だった直球の球速を、最速148キロまでアップさせた。ポテンシャルの高さを見抜いていたのが能見だった。

 中3の冬、兵庫県加古川市で行われた野球教室に参加。左腕から「フォームがきれい」と絶賛されると、「スカウトに言っておくから!」とお墨付きをもらった。それから3年。見事に期待に応えた。

 向上心はどこまでも高く、「160キロは出したい」ときっぱり。さらに「強い希望があります」と高卒1年目からの1軍デビューも見据えた。あこがれの先輩の背中を追って、夢の世界に飛び込む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス