阪神・鶴岡一成捕手(39)が今季限りで現役引退を決意したことが28日、わかった。95年度ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団し巨人、阪神と渡り歩いてきた苦労人。21年間に及ぶプロ生活が、静かに幕を閉じる。
今季は1軍戦10試合の出場にとどまり、若手主体の「超変革」の中で2軍暮らしが続いた。掛布2軍監督が「腐らず一生懸命やってくれている。彼には感謝したい」と言った通り若手捕手へのアドバイスなど、ベテランらしい姿も見せていた。
昨年は、不振続きの藤浪を巧みなリードで再生させた。功績が、色あせることはない。