青柳、六回途中2失点も…自己ワースト8四死球

 「巨人3-0阪神」(20日、東京ドーム)

 顔色を失った。G党の大声援が東京ドームを包む。ドーム球場に強い阪神・青柳でも、悪い流れを止められなかった。「先発として先に点を与えたのが、いけなかった」。敗者の歩調は重く、語気に悔しさをにじませた。

 出はなをくじかれた。初回1死、橋本到に対して11球投げた末に四球を与えると、坂本には初球をはじき返されて中前打。窮地を招いたところで、前夜決勝弾を放った阿部に直球を中前打にされた。守備の乱れもあり、2者が生還。重い2点がスコアボードに刻まれた。

 以降も制球が定まらず、自己ワーストの8四死球を献上。球数は最多の125球まで達した。「阿部さんの前に走者を出したのが、自分の中で1番ダメだった。制球に苦しんで、四死球も球数も多くなってしまった。そういうところが課題。(巨人打線と)最初にやったときよりも、内角を狙っているという感じはある」

 前回東京ドームで登板した7月7日は7回1安打無失点で2勝目を飾った。さらに試合前の時点で、ドーム球場は2戦2勝、計13イニング無失点の安定感を誇り、被安打もわずか2本だったが、この日は5回2/3を3安打2失点で3敗目。巨人戦は7月20日から2連敗となった。

 苦しい投球に香田投手コーチは「四死球8つだっけ?それだね。攻撃陣もリズムを作れない」と苦言。上位進出のためにも、課題克服は必須。苦い経験を糧にしたい。

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