岩貞、鬼門突破や 6・26の悲劇払しょくへ「自分信じる」

 阪神・岩貞祐太投手(24)が8日、マツダスタジアムへの苦手意識を拭い去ることを誓った。プロ3年間で1勝もしていない鬼門。新井を抑えて、首位・広島に黒星をつける。

 「特にないです。普通です」。マツダのマウンドへの印象とは裏腹に、負のデータが存在する。通算で4戦未勝利。今季も2戦2敗と白星がなく、奪三振率5・87も登板したセ・リーグ本拠地球場の中で最も低い。

 思い出されるのは「6・26」の悲劇だ。八回まで2失点と好投。九回も続投したが、3安打1四球で同点とされ、2死満塁で無念の降板。悔しさのあまりベンチで涙をこぼした。試合は俊介と中谷が衝突してサヨナラ落球。勝者から一転、敗者へと転げ落ちた。

 「自分たちより上にいるチーム。勝っていかないと先がないので、勝つ投球をしていきたい」

 悲願成就へ新井斬りが重要になる。今季の対戦成績は11打数3安打の打率・273ながら、6月26日の対戦では本塁打を被弾。新井は7日にサヨナラ打をマークしており、勢いに乗る主砲をシャットアウトしなくては勝ちには近づけない。

 登板前日のこの日は東京からの移動後、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。キャッチボールやショートダッシュで汗を流した。「自分のボールを信じて投げるだけ」。必死に腕を振る。その先に勝利が待っている。

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