ドラ1高山、初シートで2安打
「阪神2軍春季キャンプ」(16日、安芸)
阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=が安芸2軍キャンプ第4クール初日となる16日、初めてシート打撃を行い、4打数2安打といきなりマルチ安打を記録した。大器の片りんを見せた活躍を掛布雅之2軍監督(60)も絶賛。東京六大学野球リーグの安打製造機が1軍昇格へ向けて、また一歩、階段を上がった。
右手有鉤(こう)骨骨折から、4カ月。高山が大きな第一歩を踏み出した。阪神入団後、初めて対戦するプロの投手からマルチ安打。前評判通りの実力で、安芸に詰め掛けた虎党を魅了した。「最初にしてはよかった」。無事に結果を残し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
見せ場はいきなりやってきた。第1打席、金田が3球目に投じた内寄りの直球に反応。差し込まれずに右中間に運ぶと、2打席目も同じく金田から追い込まれながらも、外角低めのフォークを鮮やかに左中間へ打ち返す中前打を放った。
それでも3打席目は守屋の内角低めの直球に左飛、4打席は田面の真ん中低めのカーブに空振り三振を喫した。凡退が続いただけに「ストレートの速さや変化球に目がついていっていない。経験がまだまだいる」と慢心はなかった。
いきなり快音を響かせた高山に掛布2軍監督も「1軍の野球に入っていても、打つことの対応はできる」と称賛を惜しまなかった。さらに実戦デビューとなる20日の練習試合・西武戦(安芸)では「6番・中堅」での起用を予定していたが、この日の打撃とシートノックを見て「1番・左翼」に抜てきする考えを明かした。
「下位を打たすよりも打席を増やした方がいいかなと思った。打席数の多い1番が面白いんじゃないかな。今日見たけど、レフトの方が(動きが)スムーズって、平野(2軍守備走塁コーチ)とも話した」
高山自身も「1打席でも多く見れた方がいい。どのポジションだから苦手ということはない」と将の思いに呼応する。東京六大学野球リーグの通算安打記録を塗り替えた背番号9。131本を積み重ねた抜群のバットコントロールは、プロ相手にもひけを取らなかった。
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