金本監督 「手抜きの神様」西岡を監視

 「阪神春季キャンプ」(8日、宜野座)

 阪神・金本知憲監督(47)が、西岡剛内野手(31)にシャレの効いたニックネームをつけた。要領の良さを皮肉った、その名も「手抜きの神様」。鳥谷と二遊間特守に励んだ西岡は「金本監督からいつも監視されている」と応戦。右肘の故障明けから二塁レギュラーを目指す西岡と指揮官の“口撃合戦”も今キャンプの見ものになるかも…。

 特守開始から15分後、金本監督がサブグラウンドに姿を現すと一気に空気が変わった。平田チーフコーチが大声で西岡をヤジり、金本VS西岡の“口撃合戦”に火がついた。

 平田チーフコーチ「おい!全然、動きが違うやんか!」

 金本監督「おい!おい!」

 西岡「一緒!一緒!」

 ショート鳥谷、セカンド西岡に飛んだノックの数は計271球。約45分間に及んだ二遊間の特守を見守った指揮官は、ちゃめっ気たっぷりに西岡の練習姿勢をイジった。

 「手抜きの神様だからな、あいつ(笑)。一番頑張ってるでしょ?とアピールしながら一番サボっている自分以上の選手はいないと自負していると思うよ。まあ、頑張ってますポーズは素晴らしい。おそらく、日本一じゃないかな(笑)」

 選手全体の調整レベルを「想像以上」と手応えを口にしながら、懸案もあった。メーン球場で打撃練習を見た後「西岡を見てくる」と移動。「言われなくてもやる」鳥谷よりも、昨季右肘の故障でシーズン大半を棒に振った背番号7の現状を確認しておきたかった。

 金本監督「(監督が)来やがった!みたいな顔しとったな」

 西岡「監督からウエート、ダッシュ、特守…僕はいつも監視されています」

 指揮官は厳しい目を光らせながら、こうも付け加えた。「彼なりにケガなくキャンプを乗りきるという目標があると思う。やらせるときはやらせるけど見て見ぬふりもしてあげないと」。故障明けの“手抜きの神様”に、むちゃぶりはしない。

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