ヘイグ、阪神入団“フライング”発表

 阪神は1日、前ブルージェイズのマット・ヘイグ内野手(30)と、現地時間11月30日にアメリカのルイジアナ州ニューオーリンズのホテルで、選手契約を締結したことを発表した。1年契約の年俸8000万円。球団からの発表前に、短文投稿サイト「ツイッター」で、阪神入団とユニホーム姿を披露した“フライング”も高ぶる気持ちの表れ。早期の来日にも意欲を見せ、金本阪神1年目をバットで支える。

 前向きな気持ちがほほ笑ましい。球団から正式に発表される数時間前の、日本時間10時頃のこと。ヘイグは自身のツイッターで「阪神の一員になった」と、まさかのフライング投稿。自ら入団発表する異例の事態となった。

 しかも自身のユニホーム姿と、黄色のユニホームを着たエリカ夫人との写真も投稿するオマケ付き。昼の段階で、報道陣に問われた四藤球団社長は「そうなの?渉外担当は行っていますので…」とビックリ。夕方には高野球団本部長が「これが事実上の発表になるんじゃないですかね」と話したほど。その後正式にリリースされた。

 思わぬ流れでの発表となったが、そこからはヘイグの高ぶる思いが感じられる。今季はブルージェイズで10試合に出場。傘下3Aバファローでは136試合に出場し、打率・338、11本塁打、92打点を挙げており、広角に打ち分ける技術は日本向きと言える。

 契約後の夕食の場では、オマリー打撃コーチ補佐やシーツ国際スカウトからアドバイスも受けたという。広報を通じた談話では「(2人が)来てくれたことを大変うれしく思います。また、彼らからいろんなアドバイスを頂いたことを感謝しています」と、日本での成功に意欲的だ。

 守備では主に一塁と三塁を守り、外野もこなせるというが、現状は三塁での起用の可能性が高い。金本阪神の大事な1年目。期待は大きい。「しっかりと体をつくり、早めに来日してキャンプに備えたいと思います。ファンのみなさん、応援よろしくお願いします」。早期の来日を考えていることにも、勤勉さがうかがえる。

 外国人選手は1月末の来日が通例。仮に前倒しすれば、これまた異例のことになるが、チームとしてはプラス。全て前向きな気持ちからのサプライズだから、何とも頼もしい。

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