江越、和田流鍛錬でCSへ最善の準備
阪神・江越大賀外野手(22)が5日、和田監督からの金言を生かし、CSファーストSへ準備を進める考えを示した。この日はみやざきフェニックス・リーグに参加するため、伊丹空港から宮崎に移動。日本一への可能性を信じ、ルーキーが南国の地で鍛錬に励む。
今季限りで退任する指揮官は、期待を寄せていた江越に「置き土産」を授けていた。「ゲームで100%振るためには、練習で120%振っていかないといけない。そして、試合では80%の力で振るイメージだな」。日々の練習での心得。フルスイングの重要性を説き、打席での意識の持ち方を伝えようとしていた。
このメッセージに、江越も応えようと必死だ。フルスイングが持ち味だが、力んだ「オーバースイング」になってはいけない。フリー打撃時から「一発でボールを仕留める」を合言葉に、試合を想定して取り組んできた。
「今まで練習でやってきたことを続けていきたい」。1軍に昇格した9月23日以降は24打数9安打、打率・375と上り調子だ。
宮崎では2試合に出場し、この日宮崎に移動した今成ら7選手と7日に帰阪する予定となっている。最善の準備を尽くし、決戦の時を待つ。