メッセ頼んだ、中4日で“復勝つ”だ

 阪神が10日、勝負の夏に向けて先発ローテを再編した。ランディ・メッセンジャー投手(33)が中4日で12日・中日戦に、岩田稔投手(31)は中9日を空けて14日・ヤクルト戦に向かう。能見、メッセンジャー、岩田、藤浪の先発4本柱を1カード2本ずつに分ける起用を基本線に、混戦のペナントレースを抜け出す。

 ローテの中心を担う助っ人が久々に口を開いた。後半戦2度目の中4日登板も大歓迎。メッセンジャーは自信満々に豪語した。

 「(勝ちに)報われない日が続いているときは特に早くマウンドに戻りたい。早く投げたいんだ。ありがたいし、やりがいもある。(首脳陣が中4日を)できると思ってくれていることがうれしい。短い間隔も問題ない。引き続きやらせてほしいと思っているよ」

 首脳陣の信頼、計らいに感謝して、登板予定の12日・中日戦への意気込みを語った。報道陣の前で話すのは登板日を除くと、不振で2軍降格した6月上旬以来。自身の状態、気分も乗ってきた証しだろう。登板翌日は34歳のバースデー。ここ2試合白星から遠ざかるが、33歳の最後を白星で締めくくる。

 先発4本柱を2本ずつ分けて起用するのが基本線。メッセンジャーの中4日を受けて、能見が中5日で11日の初戦に先発する。2戦目以降はメッセンジャー、秋山と続き、最下位からの取りこぼしを防ぐ。

 これに伴い、岩田は14日・ヤクルト戦(神宮)へ向かう。シーズン前半から6連戦のカード頭を担ってきたが、前回4日・広島戦(マツダ)は4回2/3で7安打4失点KO。首脳陣は復調へ中9日の間隔を空けることを決断。岩田は9日にブルペンに入り、この日は静養。岩田、藤浪、岩崎の3人で、首位を争うヤクルトを突き放す。

 18日からの巨人3連戦(東京ドーム)は、初戦がメッセンジャー、2戦目は能見の先発が濃厚。3戦目は宿敵打破に向けて中5日で岩田の可能性が高いが、中西投手コーチは「横山もあるだろう」と9日の楽天との2軍交流戦で完封勝利し、プロ初登板の巨人戦で7回1失点と好投したドラ1左腕の名前を挙げた。

 ここからが首脳陣の腕の見せどころ。決め手は相手チーム、球場との相性だという。投手の状態も見極め、空前の大混戦から抜け出すべく、最善の策を練る。

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