ゴメ&マー、好相性の倉敷で首位固め

 相性のいい場所で再び打つ-。阪神のマウロ・ゴメス内野手(30)とマット・マートン外野手(33)が6日、倉敷マスカットスタジアムで行われる7日・中日戦を前に自信を漂わせた。ゴメスは昨年のヤクルト戦で一発を放ち、マートンも過去4試合で打率・438。チームも6連勝中と験のいい場所で快勝して、首位固めといきたい。

 快打再現となればいい。首位浮上の原動力であるゴメスとマートンの助っ人コンビにとって、7日・中日戦が行われる倉敷マスカットスタジアムは好相性の地だ。マートンは過去4試合で16打数7安打、打率・438、6打点。ゴメスは昨年7月1日・ヤクルト戦で1本塁打、3打点をマークした。だから自然と期待が高まる。

 自信もあるのだろう。昨年の本塁打についてゴメスは「覚えてないな」というが、「状態はいいよ。(日本語で)ダイジョウブ」と力強い言葉を残した。発奮材料もある。夫人がこの日、尼崎市内の病院で第2子となる次女を出産した。倉敷で2年連続のアーチをかけて、“祝砲”となればこの上ない。

 マートンは一切の気負いなく、平常心を貫く。7日から最下位・中日、2位・巨人と6連戦を戦うが、「どのゲームも大事。相手に関係なく、この調子を維持してやっていきたい」。現状に確かな手応えがあればこそ、表情にもいい意味での余裕が感じられる。

 GM砲の調子は上向きだ。ゴメスはリーグ戦再開後の12試合で打率・405、5本塁打、11打点。マートンも同じく12試合で打率・391、3本塁打、6打点と振れている。そして好調なのは助っ人コンビだけではない。

 1番の上本、2番の大和が3日・DeNA戦からともに3試合連続安打。和田監督は「あの2人(上本、大和)が出ると足を使える」と復調ぶりに目を細め、打線全体についても「(打ち勝つと)ベンチとスタンドの雰囲気も全然違ってくる。ようやくかみ合ってきた。手応えも出てきた」と胸を張った。

 倉敷ではチームも2009年4月28日・横浜戦(現DeNA)から6連勝中だ。昨年は倉敷でのヤクルト2連戦初戦を勝利し、そこから一気に8連勝と波に乗った。チームにとっても、助っ人コンビにとっても験のいい場所でさらに勢いをつける。しっかりと勝利で飾り、昨年のような「連勝街道」も再現する。

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