手負いの鳥谷、打順6番で“藤村超え”

 阪神・鳥谷敬内野手(34)がクリーンアップの後ろで首位固めに貢献する。7日・中日戦(倉敷)に向け岡山へ移動した6日、「勝利に貢献できるような一打を打てるように頑張ります」と話した。

 この日、和田監督は鳥谷の打順について「6番?現状では」との考えを示した。6月28日・DeNA戦(甲子園)で今季初めて主将を7番で起用した際、同21日・ヤクルト戦(甲子園)で背中に受けた死球がプレーに影響を及ぼしていることを明かした。患部について指揮官は「日にち薬になっていることは間違いない」と説明したが、球団関係者によれば「(完治には)しばらくかかるでしょう」と言う。

 背番号1はそんな手負いの状態でも3日・DeNA戦(横浜)では15試合ぶりに本塁打を放ち、ここまで3試合連続打点。最近5試合連続で6番を担うが、ケガを感じさせない打力でチームの核であり続けている。個人記録では、ミスタータイガース・藤村富美男の通算1694安打まであと「3」と迫っており、次カードでの到達はほぼ間違いない。この手の数字に興味を示すタイプではないが、レジェンド超えによって鳥谷の名が、球団史により色濃く刻まれることは確かだ。

 福留が3番で輝く今、鳥谷が1番に復帰すれば虎将の理想がかなうが、しばらくは6番を主戦場に存在感を示すことになりそうだ。

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