福留、前半残り全8戦先発で貯金増やす

 阪神・福留孝介外野手(38)が6日、首脳陣が前半戦の残り全8試合に先発出場させる方針を示したことに前向きな姿勢を示し、貯金ターンへ導くことを約束した。セ・リーグは5球団が2・5ゲーム差にひしめく大混戦。絶好調の3番打者が、フル回転で首位固めに貢献する。

 依然として先が読めないセ・リーグ。一歩抜け出すためには、絶好調男は欠かせない。平田ヘッドコーチは「あと少しで球宴期間というのもあるからな」と、福留を前半戦の残り全8試合に先発させるプランを明かした。

 38歳のベテランは期待を意気に感じ取った。「試合に出る準備はしているからね。(残りの前半戦で)勝ち越すことに越したことはないし、ある程度は貯金を増やして、終われる方がいいから」。現在、貯金は1。残り試合で勝ち越しへ導き、首位ターンへ導く。

 今季は13年に手術を受けた左膝への影響などを考慮して、人工芝の球場で休養日が設定されてきた。

 しかし、ここまでは打線をけん引し、先発を外れたのは4試合だけだ。5月16日・中日戦を欠場した後は、1日・ヤクルト戦で先発を外れるまで32試合連続で先発した。

負担最小限に

 さすがに先週の関東遠征は堪えたようだ。神宮、横浜スタジアムで行われた6試合中5試合で先発。「外の人工芝はきつい。硬くなっているから。もう歳だからね。(人工芝の試合後は)足に張りが来るんだよ」。岡山への移動となったこの日は静養にあてた。

 それでも打撃で疲れは感じさせない。6月16日・日本ハム戦で3番に入って以降、13試合で54打数20安打、打率・370、6本塁打、9打点と絶好調だ。

 12試合連続安打がストップした5日・横浜戦も八回に一塁手の失策となったが、完璧に捉えた当たりを放っている。「(状態は)安定してるんじゃない」と話すように感覚も悪くない。

 前半戦の残り試合で人工芝の球場は、10日からの巨人3連戦(東京ドーム)だけだ。体への負担も最小限で済む。ベテランは疲れた体にムチを打ち、チームのためにグラウンドに立つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス