昼王メッセ復活!虎助っ投5位832K

 「阪神5-3DeNA」(27日、甲子園)

 苦しみながらも簡単には倒れない。帰ってきた阪神・メッセンジャーは一味違う。終わってみれば、7回6安打3失点と先発の役目を全う。今季は不調による2軍降格を味わったが、今のメッセにはそんな心配はご無用だ。

 二回は安打と藤井の失策で無死一、二塁となって、バルディリス、倉本の連続適時打で逆転を許した。四回は、1死満塁から井納の右前に落ちる当たり(記録は右ゴロ)で追加点を許した。それでも中盤は立ち直り、五回からの3イニングは無安打で5奪三振。「序盤はイライラしてしまった。(中盤は)リラックスできた」。粘り強い投球で追撃を許さず、勝利を引き寄せた。

 三回に梶谷から奪ったこの日最初の三振が通算826奪三振目となり、外国人投手では歴代単独5位に浮上した。それでも「三振はそこまで意識していない」と涼しい顔。わずか4球で三者凡退に仕留めた初回を引き合いに出し、「あんなイニングの方がよっぽどいい」と振り返った。

 昨季は“昼王”と呼ばれるほど得意としたデーゲーム。今季は3連敗スタートと苦しんだが、もう大丈夫。敗れれば3位転落の危機という重圧にも負けず、背番号54は自分の仕事を遂行した。

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