藤浪35回無失点狙う!完封で伝説超え
現在26イニング連続無失点中の阪神・藤浪晋太郎投手(21)が1日、先発予定の3日・ロッテ戦(甲子園)に向けて、投手指名練習に参加。無失点記録の更新に意欲を示した。次回、9回を無失点に抑えると35イニングとなりバッキー、村山、井川らの記録を抜く。絶好調の若きエースが歴代のレジェンドたちに肩を並べる。
村山実、バッキー、井川慶…。現在26回連続無失点中の藤浪が、レジェンドの記録に挑む。約2時間、甲子園で汗を流すと、「ゼロ」への思いを口にした。
「ゼロに抑えるに、越したことはない。いつか取られるのは間違いないので。このまま今シーズン終わるのは、有り得なくはないですけど…。限りなくゼロに近いと思うので、その辺りは気にしていないです」
80年の球団史を彩ってきたエースの記録を呼び起こした。3日・ロッテ戦を9回無失点に抑えると35回。井川の31回、村山、バッキーの34回を抜き、江夏豊の41回、小山正明の47回、藤川球児の球団記録47回2/3も視界に入ってくる。
「足も絡めてくるし、ホームランを打てるバッターもいる。相手に惑わされないように自分のピッチングをしたいと思います」
昨年の交流戦はロッテ戦に2試合先発し、1勝1敗、防御率2・08。前回登板の5月27日・楽天戦を10回無失点に抑え、弾みもつくが「油断はできない。いいピッチングを継続できるようにしたいです」と気持ちの緩みはない。
ここ3試合、計28イニングの疲労についても「当日に残ることはないので影響はない。ケアして、万全の状態で試合に臨みたい」と問題なしを強調した。連続イニングをさらに伸ばし、歴代のエースに近づいていく。
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