メッセ早くも4敗目…中5日白紙も

 「阪神2-9中日」(4日、甲子園)

 助っ人本来の姿からほど遠い。直球に球速表示ほどキレがなく、次々とスコアボードにHランプを灯される。今季最短4回9安打6失点。阪神・メッセンジャーが、早くも4敗目(2勝)を喫した。

 「もっとしっかり抑えないといけない場面で、単純にヒットを打たれすぎてしまいました。序盤から相手に主導権を渡してしまい、悔しいです」

 最多勝、最多奪三振のタイトルを獲得した昨年のように、試合を支配できない。初回、先頭大島の内野安打から1死二塁のピンチを招くと、平田の左前打で先制された。今季7試合目で、初回失点は4度目だ。三回にも先頭谷繁の安打から大島、平田の適時打で3点を献上。3点ビハインドの四回、谷繁に試合を決定づける3ランを浴びると、マウンドで薄ら笑いを浮かべた。

 「自分がどう感じようが、6点取られたのでそれに尽きます」

 ローテの柱として期待されながら、ピリッとしない投球が続く。思わぬ誤算に和田監督は「踏ん張りが利かなかった。状態が良くないからメンタルもあるのだろう」と嘆いた。今季は43回を投げ27失点。防御率5・65まで悪化した。登板を重ねても、一向に上昇気配が見られない。

 「直球も良くないしゾーンも高い。100%の力でリリースできていない」

 中西投手コーチも頭を悩ませている。次回は中5日で10日・広島戦(甲子園)の先発予定だったが「明日本人と話し合いをする」と登板間隔を空ける可能性を示唆。その場合、8日からの広島3連戦のローテが再編されるため、ファームから岩貞、石崎、横山ら若手が抜てきされる可能性もある。2軍落ちについては「あり得ない」と断言。5日から投球フォームの修正を行う方針だ。いずれにしても、次回マウンドでは結果が求められる。

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