福留“誕生日男”今季初の猛打賞で花

 「広島0-6阪神」(26日、マツダ)

 記憶に残る誕生日となった。38歳を迎えた阪神・福留が今季初の猛打賞。バットでバースデーに花を添えた。

 「能見が0点に抑えてくれたし、チームも勝ったので、いい誕生日にしてもらったよ」。チームメートに感謝の言葉を並べたが、自身の活躍がなければ、節目を勝利で飾れなかった。

 昨年まで誕生日の日本での成績は27打数9安打で打率・333。今年も“バースデー男”だった。先頭の四回はジョンソンから左前打。六回無死は永川から大量点の口火を切る左翼線二塁打を放ち、九回無死もヒースの直球を右前へ運んだ。

 渋い働きも見せた。ジョンソンとは今季2度目の対戦。前回は7回2失点に抑えられていた。「いい投手だから簡単にアウトになるよりはいい」。二回無死は遊ゴロに倒れたが、9球粘ってチームとして戦う姿勢を体現してみせた。

 プロ17年目の今季は開幕から好調を維持。年齢による衰えよりも、円熟味を感じさせている。「まだまだ走れるからいいんじゃない」と自信も見せた。

 昨年の誕生日は横浜遠征中で長女・桜楓(はるか)ちゃんの動画が携帯に送られていた。「(今年は)何もないよ。きょうは(試合後に)帰ったら寝てるでしょ」。照れ隠しするように笑い、上機嫌で帰途に就いた。

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