ドラ5植田 狙って2軍戦初長打

 「ウエスタン、オリックス4-5阪神」(15日、神戸第二)

 阪神のドラフト5位、植田(近江)が、リーグ戦で自身初長打となる二塁打を放った。三回、先頭打者でオリックス・佐藤峻のカーブにうまくタイミングを合わせて左翼越えへと運んだ。

 「よかったです。カーブを狙っていたところへ甘く入ってきたので打てた」と狙い通りの一撃。「昨日はバットが下から出て結果が出なかった。今日は上からたたこうとしてしっかり打てた」。途中出場で無安打だった前日の反省点をすぐさま修正した。

 四回2死一、二塁の好機では、直球を左翼ポール際へ運んだ。右翼から左翼への強風に乗ってぎりぎりファウルとなったが、長打力がついてきた証しを見せた。打率は1割台だが、課題は一つ一つ克服している。八木2軍打撃コーチも「キャンプの時はポコンポコンという当たりだったが、今は室内でも(打撃)音がしっかりしてきた。芯での当たりが出てきた」と評価した。

 四回は四球で逆転劇へ好機を広げるなど1安打2四球。六回には初盗塁もマークした。守備でも深い遊ゴロを好捕し、一塁へのワンバウンド送球でアウトにするなど、6度の守備機会を無難にこなした。今季唯一の高卒ルーキーは日進月歩だ。

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