ゴメス4番の真価!苦手ナゴヤで竜投打破

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(30)が「14年度の鬼門」を突破する。チームが名古屋へ移動した13日、開幕から全試合4番を任されるドミニカンが苦手ナゴヤドームの克服へ竜投打破を誓った。

 ゴメスは名古屋が好きじゃない。来日1年目の昨季、竜の本拠で41打数8安打、打率・195と苦労した。打席で首をかしげる回数が最も多かった敵地で今年は嫌なイメージを払しょくしたい。

 「開幕カードの3試合だけだからよく分からないけど、いい投手がそろっている。たくさんヒットを打てるかどうか分からないけど、ベストを尽くすよ」

 首位撃破の命運を託されるゴメスは中日投手陣の印象を語り、控えめながら貢献を誓った。開幕カードで13打数4安打、1本塁打、4打点と好発進しながら、2カード目以降失速。6連敗を招いた責任を自覚する。

 8日のDeNA戦で13打席ぶりにHランプをともし、12日の広島戦まで4戦連続安打中と復調する虎の4番にナゴヤの「壁」が立ちはだかる。12日に連敗脱出したばかりのチーム事情を考えれば、泣き言をこぼしてはいられない。開幕カードで3タテした相手はその後、息を吹き返した。敵地で返り討ちにしなければ今季の両軍の立ち位置は完全に逆転してしまう。シーズン序盤とはいえ、ゴメスの真価が問われるときだ。

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