ドラ1横山4回0封 無念降板も収穫あり
「BCリーグ、富山0-13阪神」(11日、アルペン)
左手中指のマメがつぶれるアクシデントで無念の降板。だが、課題を胸に投げ込んだ阪神ドラフト1位・横山(新日鉄住金鹿島)には十分な収穫があった。
「前よりは変化球が入ったと思います。カーブとスライダーのイメージが前と比べたら良かったですね」
前回登板した4日のウエスタン・ソフトバンク戦は、6回7安打2失点。変化球でカウントが取れず直球一辺倒になり打たれた。「変化球のイメージを大事にしていました」。6日間で修正し、この日はあえて変化球主体で投球を組み立てた。
左手の状況が悪化し迎えた四回2死一、二塁のピンチも、柿本を低めスライダーで遊ゴロに打ち取った。悪条件下でも三塁を踏ませず、4回を1安打無失点。だが「1軍では通用しないと思います」と冷静に話した。
当初は7回100球をメドにしていたが、降板を余儀なくされた。そんな中、今後も「やることは変わりません。詰めていきたいです」と横山。気持ちを切り替え、再び前を向いた。