石崎1回0封 あるぞ八回の男抜てき
「オープン戦、オリックス5-0阪神」(20日、京セラ)
ルーキーのテンポいい投球が、重苦しいムードを吹き飛ばした。0-5の六回、メッセンジャーの後を受け、阪神・石崎がマウンドへ上がった。
「流れを変えないといけない場面だったので、安打、四球が続くとズルズルいって流れも変えられない」
社会人時代の豊富な経験を生かした。先頭伊藤に対して、直球で追い込むと、「狙ったところに投げられた」と最後は外角スライダーで空振り三振。続く1番平野恵は遊ゴロ。安達は直球で2つ目の空振り三振を決めた。「テンポよく3人で抑えられて良かった」と納得顔で振り返った。
好救援に触発されたのか、それまで先発ディクソンに1安打に抑えられていた打線が、息を吹き返した。得点こそ奪えなかったが、2安打、四球で満塁と攻めたてた。
待ちわびたマウンドだ。当初は3月18日のウエスタン・ソフトバンク戦に先発するはずだったが雨天中止に。スライド登板予定の翌日も雨に泣かされ、3月10日の広島戦から、中9日も登板間隔が空いていた。その間にローテが固まり、リリーフとして1軍に合流。それでも、「どちらも大丈夫とアピールしたい」と気持ちは切り替わっていた。
1イニングをわずか15球で三者凡退。和田監督は「全球、腕を振っていた。度胸も立ち振る舞いも落ち着いていた。十分、このポジションでやっていける」とほめたたえた。この日はビハインドの展開での登板だったが、中西投手コーチは「場合によってはいいところでいかせる。遼馬、安藤との兼ね合いだ。状態がいいからな」と勝ちパターンでの投入まで示唆。21日も連投テストに臨む予定だ。
すでに開幕1軍は決定的で石崎は「与えられたポジションでしっかり仕事をしたい」と冷静に言う。勝利の方程式入りへ、地位を築いていく。
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