ドラ3江越、進化見せた8戦ぶりマルチ

 「オープン戦、DeNA6-1阪神」(17日、横浜)

 少しずつ、確実に歩みを進めている。阪神ドラフト3位の江越(駒大)が4日・ソフトバンク戦(甲子園)以来の2安打。しかも相手は昨季11勝を挙げたDeNAの井納と、日米での実績を誇るベテラン左腕・岡島。格のある2人を相手にルーキーがしっかり爪痕を残した。

 「真っすぐが表示より速く感じた」と振り返ったのは井納との対戦。三回、最初の対戦で144キロ直球を詰まりながらも中前へ運んだ。しかし、六回は完全に145キロ直球に詰まらされ二ゴロ。「想像していた以上に真っすぐに差された」。ハイレベルなせめぎ合いを体感した。

 八回の岡島との対戦では、福留のソロの直後に三塁線を破る二塁打。「フォークだと思いますが、しっかり反応できた」と進化を見せた。

 実績十分の2人から放った2安打。「シーズンに入っても上(1軍)に行けたら対戦する投手。結果が出たことは良かった」としながらも、「真っすぐをしっかり捉えないと、変化球に反応できない。真っすぐに差された場面が多々あったので」と反省点が口をつく。プロは甘くない-。何度も自分にそう言い聞かせた。

 和田監督は「ローテ投手にどこまでついていくか見たかった。ちゃんと食らいついていく姿勢を見せた」と静かな闘志をほめた。現状では中堅・大和は不動で開幕スタメンは難しい。それでも、真摯(しんし)に謙虚に課題に向き合い、乗り越えていく。ルーキーの存在感は増すばかりだ。

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