阪神の藤浪晋太郎投手と梅野隆太郎捕手（２３）が球団創設８０周年の顔としてＣＭ出演することが９日、明らかになった。ＣＭは阪神電鉄と球団による共同制作で、阪神梅田駅、同甲子園駅に設置されている大型ビジョンで放映される。

　球団関係者は「藤浪、梅野両選手はこれからの阪神タイガースを背負っていく選手。８０周年以降のタイガースの新しい歴史をつくっていく２人です。その期待も込めて、起用させてもらいました」と抜てきの理由を説明。キャプテンの鳥谷や選手会長の上本、能見らチームの顔と呼べる選手は多いが、あえて若虎バッテリーに未来の猛虎を投影した形だ。

　２人の撮影はすでに終了しており、８０周年のメモリアルイヤーに甲子園球場へ応援に来てもらうことを宣伝する。満載のプレーシーンとともに、２人が「阪神タイガース８０周年、われわれも日本一を目指して頑張りますので、皆さま、阪神電車を使って応援に来てください。よろしくお願いします」とファンに呼びかける内容だ。

　２人はこれまでも十日えびすのポスターに起用されるなど、球団の顔としての実績も年々積んでいる。今回のＣＭは、甲子園開幕に合わせて４月上旬に公開される見込みだ。