福留 さすが!初実戦でタイムリー

 「オープン戦、阪神4-0西武」(6日、甲子園)

 上々の実戦復帰となった。阪神・福留が「6番・右翼」でオープン戦に初出場し、適時打を放った。

 三回、2点を奪い、なお2死二塁。岩尾の140キロ直球を完璧に近いタイミングで捉えた。右前に鮮やかに運ぶ、自身にとって今年の実戦で初の適時打&打点となった。「結果が出た方がいいけど、まだまだそこじゃない」と百戦錬磨のベテランは先を見据えた。

 キャンプ中の2月19日に左足の張りを訴え、無理せず別メニューで調整を続けていた。不安もなく、守備に関しては「打球に対してスタートが切れた」。和田監督は「状態は悪くない。徐々に(打席を)増やしていこうと思う」と出遅れていた主力が戻ってきたことに目を細めた。

 開幕をにらみ、じっくりと調整する。「(打撃は)精度を上げて、捉えられるようにしたい」。4番・ゴメス、5番・マートンの後の6番・福留は他球団にとって脅威になるのは確実だ。頼もしい男が、やっと帰ってきた。

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