岩貞、ヤ斬りでローテ争い生き残った

 「練習試合、ヤクルト9-9阪神」(19日、浦添)

 阪神・岩貞祐太投手(23)が19日、ヤクルトとの練習試合に三回から2番手で登板。3回3安打1失点にまとめ、先発5、6番手争いに踏みとどまった。

 こん身のクロスファイヤーを、内角低めに決めた。四回、1死走者なし。ミレッジを141キロ直球で見逃し三振に斬った。「あの厳しいコースに投げきれたことは良かったです」と胸を張った。

 三回は先頭の大引にいきなりソロを浴びたが、尻上がりに調子を上げた。五回には本塁打された大引、続く中村をチェンジアップで連続空振り三振。荒木には直球勝負を挑み143キロで力ない一邪飛に抑えた。

 13日の韓国・サムスンとの練習試合では3回5安打3失点。「体重移動していく時、真っすぐ打者に向かっていくようにしました」。バランスのいいフォームから直球は最速145キロを計測。「前回は結果を求めすぎてしまった。自分のできることを思い切ってやろうと思いました」と振り返った。中西投手コーチは「今日は良かった。腕も振れていた」と高く評価した。

 ヤクルトとは開幕2カード目にぶつかる。強力打線に対して嫌な印象を植え付けた。それでも岩貞は「失点した以上、アピールしたとは思ってない。腕を振るというところはブレずにやっていきたいです」と表情を引き締めた。

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