「阪神春季キャンプ」（８日、宜野座）

　ドラフト３位ルーキーの江越大賀外野手（２１）＝駒大＝が、１１日に行われる日本ハムとの練習試合（名護）で、１番で起用される方針であることが明らかになった。

　キャンプ初日から猛アピールを続けるルーキーが“勝ち取った”と言っても過言ではない。２０１５年初となる対外試合で先陣を切ることになった江越。関川打撃コーチは「いいものを見せてくれているし、好きなようにやってくれればいい。結果よりも、まずはしっかり振ることを意識してほしい」と期待を寄せる。

　駒大時代は主にクリーンアップを打っていたが、若手の中では抜群の長打力に加え、スピードもあることからトップバッターに抜てき。江越は「大学のときに２、３試合あります」と明かし、「まずは直球をしっかり自分のスイングで捉えられるように。持ち味は長打力なので、捉えた打球が長打になればいいと思います」と力を込めた。

　プロ入り前はじっくりとボールを見るタイプではなく、初球から積極的に振っていたという。単に結果だけでなく、チームに勢いを与え、攻撃のリズムを生み出すのも１番の仕事だ。ゲームの打席でしっかりとフルスイングすることができるか－。ルーキーのそんな姿が、打線に新たな風を吹き込む。