「阪神春季キャンプ」（６日、宜野座）

　今季開幕戦となる３月２７日の中日戦（京セラドーム）の先発が、藤浪晋太郎投手（２０）とランディ・メッセンジャー投手（３３）の２人に絞られていることが６日、明らかになった。首脳陣が方向性を固めたもようだ。

　藤浪、岩田が名乗りを上げ、メッセンジャーも「藤浪にはまだ早い」と発言。能見も含めて今季の開幕投手争いは例年以上に白熱していた。その中で昨季最多賞と最多奪三振の２冠を獲得した助っ人の実績と、未来のエースへの期待度の二者択一となった。

　中西清起投手コーチ（５２）は、２人が開幕争いの中心になることを問われ「そうやな。能見をどこにぶつけるか。岩田も意気込んでいるから」と語った。開幕３カード目は巨人戦。４枚のカードをどう切るか、戦略的な部分も大きい。

　メッセンジャーはこの日、ブルペンで約５０球を投げ「ここまで順調に来ている」と万全の様子。開幕投手争いのマッチレースで、宜野座のブルペンはどんどん熱くなる。