藤浪、新ユニで誓った苦手ビジター克服

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が31日、能見篤史投手(35)、鳥谷敬内野手(33)とともに、沖縄・読谷村のチーム宿舎で球団創設80周年を記念した新ユニホーム発表会に出席した。グレーの“日本一ユニホーム”に袖を通し、「ビジター克服」を誓った。また春季キャンプでは、広島・前田健太投手(26)との合同自主トレで学んだ“マエケン流”トレーニングを継続し、パフォーマンス向上につなげていく。

 新しいグレーユニホームに袖を通し、決意を新たにした。球団創設80周年。藤浪はチームの柱として「毎年、気合は入っていますが、記念の年に花を添えられるようにしたいです」と力を込めた。

 新ビジターユニホームが、3年目を迎える藤浪の追い風となりそうだ。過去2年間の成績を振り返ると、ホームの14勝3敗に対し、ビジターは7勝11敗。「あまり実感はなかったですけど、ホームの時はよく打ってもらっている印象が強い」。過去5年間、ビジターで勝ち越し1度のチーム成績とともに、敵地で白星は伸び悩んだ。

 だが、新ユニホームのモチーフとなった1985年は33勝28敗4分けと勝ち越し、初の日本一に輝いた。10年ぶりリーグ優勝を目指すチームにとって「グレー」は縁起のいいカラー。それを知った藤浪は、声を弾ませ、弱点克服に意欲を示した。

 「それはチームのことですけど、個人としてもホームでしっかり勝って、ビジターでも、しっかり勝てるようにしたいです」

 ユニホームに頼るだけではない。春季キャンプでは、さらなるレベルアップを目指す。技術向上と合わせて、1月の合同自主トレで学んだ“マエケン流”トレーニングをキャンプでも継続していく。

 4日間の沖縄合同自主トレでは連日、1時間以上、ウエートルームにこもり「体の動きを正しくする」エクササイズに励んだ。目的は肩回り、胸郭、肩甲骨の可動域を広げること。そうすることで投球フォームが安定し、パフォーマンス向上につながるという。

 能見の隣に立った壇上では、「能見さんから(エースの)ポジションを奪って、キャンプを過ごしていきたいです」と宣戦布告。エースを奪う3度目のキャンプが始まる。

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