阪神は９日、マウロ・ゴメス内野手（３０）とドミニカ共和国・サントドミンゴ市内のホテルで、現地時間８日に来季の選手契約を締結したことを発表した。２年契約の年俸１７０万ドル（約２億円）で、２年目は球団が選択権を持つ形となった。

　「今シーズンは日本シリーズまでプレーできたけど勝てなかったので、来シーズンはレギュラーシーズンから日本シリーズまですべて勝てるようにしたいと思います」

　広報を通じて示された決意が頼もしい。１年目の今季は、不動の４番として１４３試合に出場し、リーグトップの１０９打点を記録。２６本塁打もリーグ４位の数字で、ＣＳ突破にも大きく貢献した。

　今季推定８５００万円という年俸から、倍以上のアップも当然の活躍。ただ、もちろん満足はしていない。すべての面で今季以上の成績を目指す中、こだわるのが本塁打だ。

　「個人的には今年より良い成績を出せるように、そして本塁打の数をもう少し増やせるように頑張ります。まずはしっかりと体を鍛え直して、２月のキャンプに参加します」

　ＦＡなどの補強戦略で苦しむ中、海の向こうから届いた力強い言葉。さらなるスケールアップを誓い、来季もタテジマに袖を通して日本一を目指す。