香田2軍投手コーチ「虎の岩隈」育成だ
来季の阪神2軍コーチとして契約を交わした香田勲男2軍投手コーチ(49)は6日、マリナーズ・岩隈久志投手(33)のような投手育成に意欲を燃やした。
巨人黄金期のローテーション投手として活躍した香田氏は、94年オフにトレードで近鉄へ移籍。当時現役で98年に投手コーチに就任した、現阪神2軍の久保投手コーチと出会った。同コーチの指導で印象的だったのは、現在マリナーズに在籍する岩隈の育成法。近鉄最終年の04年に最多勝を獲得し、球界を代表する右腕に成長した姿を見ているだけに、目標を語る口調も熱を帯びた。
「岩隈のような投手を阪神で育成したい。日本シリーズで活躍できるような投手を育てて、1軍に送り出したい」。今秋から「師匠」と慕う久保コーチと共に若虎育成に身をささげることになり「阪神は伝統あるチーム。責任を感じています」と、背筋を伸ばした。
13、14年は韓国プロ野球の斗山でコーチを務め、日本球界復帰は巨人投手コーチを務めた11年以来、4年ぶり。4日にはジャイアンツ球場で行われた21U日本代表対巨人2軍の強化試合を視察。好投したドラフト1位指名の横山について「能見のような落ちるボールを投げられれば、もっと良くなる」。早速「初仕事」を果たしていた。元G戦士が虎で投手王国をつくり上げる。
関連ニュース





