マートン雪辱誓った“逆CS男”返上や
阪神のマット・マートン外野手(33)が6日、甲子園で行われた全体練習に参加。過去2回のCSで15打数3安打と本来の力を発揮できていない過去を踏まえ「持てる力のすべてを出せるように」とリベンジを誓った。
安打製造機には似つかわしくない数字が並ぶ。10、13年と出場したCSファーストSの成績は15打数3安打の打率・200。短期決戦で思うような成績を残せず「3試合ということで難しい部分もあったけど、打者サイドからすれば、もう少し打っていたら勝っていた」と真剣な表情で言い切る。
だからこそ「持っている能力をすべて出せるようにやっていかないといけない」と力を込めた。メジャーで行われているプレーオフもテレビ観戦しており「野球は最後まで何が起こるかわからない。1球、1イニングとその局面、局面でしっかり戦っていくことが大事」と勝ち抜くための要素を口にする。
「良い投手と対戦する可能性が高いので、打てる球をしっかり捉える」と意気込んだ助っ人。広島戦は今季、対戦打率・341、4本塁打と好相性を誇っている。カギを握る中軸のバット。確かな実績を持つ男は、同じ失敗を三度、繰り返さない。
