虎デビュー建山も悔し 3連打2失点
「阪神0‐4ヤクルト」(29日、甲子園)
悔しい“デビュー戦”となった。4年ぶりに日本球界に復帰した建山が阪神で初登板。3連打を浴びて1回2失点と結果を残せなかった。
「落ち着いて投げられたけどストライク、ボールがはっきりし過ぎた。(課題は)際どい所にしっかり投げること」。日本ハム在籍時の10年9月28日のオリックス戦以来、1400日ぶりとなる日本での登板を淡々と振り返った。
出番は2点差の九回だった。首脳陣の期待の高さが表れた起用に、ファンは大歓声で出場選手登録されたばかりの38歳を迎えた。
先頭・バレンティンは外角直球で三ゴロ。だが、川端に2ストライクから真ん中へのチェンジアップを中前に運ばれた。「もう少しバットが届かない所に投げれば違ったかも」と悔やむと、1死一、二塁で雄平に右中間へ2点三塁打を浴びた。
和田監督は「もう一度見てみないことにはね」と次回以降の好投を期待した。