メッセ粘りの142球 キーオに並ぶ45勝目

 「DeNA2‐3阪神」(4日、静岡)

 苦しみ抜いた142球。阪神・メッセンジャーが相手の粘りにあいながら、それでも最後の1点だけは与えない。チームに再びの貯金をもたらした今季6勝目。それは自身にとっても誇れる勝利となった。

 「ファウルにされて粘られていたが、自分自身も粘り強くいこうと力が入ったよ」

 初回からDeNAの各打者にファウルで粘られ、球数を重ねた。二回は2四球で危機を招いたが、計35球を要して無失点に抑えた。

 だが、続く三回は2死無走者から山崎に粘られた末に右前打での出塁を許し、二、三塁となった後に自らの暴投で先制点を献上するなど2点を奪われた。球数は、四回ですでに100球を超えていた。

 六回を投げ123球に達したが和田監督は「(先発)3本柱の勝ちが先行するぐらいじゃないと、チームは上向かない」と七回の打席にメッセンジャーを送り出し、続投を決断した。その期待にメッセが底力を見せる。

 何とか信頼に応えたい‐。エース・能見が左脇腹付近の張りで離脱。「自分の役割は一緒。ただ、いい意味でプレッシャーを与え続けている」と自らの勝敗が及ぼす影響を、十分に理解していた。

 迎えた同点の七回裏。先頭・桑原に四球を与え、黒羽根の投前へのバントをファンブル。自らのミスで招いた無死一、二塁の大ピンチに「先頭を歩かせてミスもあって、自分自身イライラしていた」とメッセ。それでも「余力はあった」と後続を見事に打ち取った。

 これまでも、マウンドでの心の揺らぎが敗戦につながった場面があったが、中西投手コーチも「(気持ちが)切れかかるところでよく粘ってくれた」と称賛。それも先発の柱としての自覚の表れだ。虎助っ投歴代2位の通算45勝。草薙の地で、右腕は虎党の記憶に刻む勝利を手にした。

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