ヨメはんやったで!鶴、結婚後初勝利!
「ヤクルト1-4阪神」(4日、神宮)
背負った期待は裏切れない。再三のピンチを切り抜けた勝利に、実感がこもる。優しく握ったのは手渡されたウイニングボール。節目となる待望の白星に、阪神・鶴の笑顔が輝いた。
「中西さんからもシュートを使っていけと言われていたので。甘くならないように投げられたと思います」
シュートを効果的に使い、6回5安打1失点での今季初勝利。二回に先頭からの連打から同点とされたがその後は粘った。三、五、六回も先頭を出したが無失点に。七回に自らの代打で出場した関本の勝ち越し打で、勝利投手の権利を手にした。力投が報われた。
苦しい幕開けとなった今季。開幕戦の巨人戦で、連続ソロ弾を浴びて2失点した。その翌日、練習中に「愛のムチ」が向けられる。福原からだった。
「もっと自分で考えて練習するとか、うまくいかないなら何かを変えないと、とか」。福原はそう振り返る。あえて厳しい言葉で、奮起を促した。鶴は、2軍調整中もその言葉を胸に刻んでいた。
「(何事も)しっかり意図を持って、失敗しても反省するように」と鶴。忘れたことはない。先輩からのゲキと、いつも背中を押してくれる妻のことを。昨年12月に尚美夫人と結婚。いつも支えてくれる大切な存在だ。
「一番の理解者で支えてもらっている。いつも声をかけて送り出してくれるので。(今回も)『しっかり、大丈夫だからマイペースで行ってらっしゃい』とかですね」
和田監督が「力投に値する勝ちが付いた」と称えた投球で、結婚後初の白星。愛妻への土産となるウイニングボールは、チームにとっても価値ある勝利の証しに。「またチャンスをもらえたらがんばります」。勝利という自信も胸に、さらに大きく羽ばたいていく。
