和田虎 ノーミスで鯉に強さ刻み込む
求めるのは完全なる勝利!阪神・和田豊監督(51)は28日、聖地・甲子園で広島を迎え撃つ29日からの首位攻防3連戦を交流戦前のポイントの1つに挙げ、ミスのない野球で勝利し、猛虎の強さを刻み込むことを誓った。
屋根より高いセ界の頂に立つ野村カープ。だが、このまま登らせておくつもりはない。「米子での2連戦後から(対戦が)あくからね。イメージが残る試合になるだろうね」。和田監督は、この3連戦をそう位置づけた。
5月13日から米子で2連戦を戦った後は、交流戦を挟み7月まで広島と対戦がない。「後半の勝負どころのために、悪いイメージを持たない試合をしないと」。勝つだけではない。勝ち方も重要だ。
27日のDeNA戦(横浜)は与四球、失策、走塁ミスで敗戦。首位攻防で、それは命取りとなる。「波に乗っているチームとあたるときは、付け入るすきを与えない。それは崩したくない」と、ミスのない野球を求めた。
広い甲子園で打撃戦の可能性は低い。だからこそ和田監督は「しっかりした野球をやるのが大事」と繰り返した。端午の節句を待たずして、聖地でコイを引きずり下ろす。その先に待つものは‐。そう、子供たちも胸躍る、猛虎の黄金週間の幕開けだ。
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