ゴメス4タコ3三振…25日から「追試」

 「オープン戦、オリックス3‐1阪神」(23日、京セラ)

 プロ野球オープン戦は、各地で6試合が行われ、全日程を終了した。阪神は相変わらず決定打を欠き、1‐3でオリックスに完敗。3勝10敗3分けの11位に終わった。特に4番・一塁で先発したマウロ・ゴメス内野手(29)は4打数無安打、3三振で調整不足は明らか。『追試』として25、26日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)出場が決まった。

 ドーム地下駐車場にオレンジ色のTシャツに着替えたゴメスが姿を見せた。「振ってはいけないボールに手を出してしまったけど、泣いても笑っても、もうシーズンが始まってしまうので…」。ぽりぽりと頭をかき、ちょっぴり浮かない表情で4打席を振り返った。

 本番間近となっても不安を残すスイングに終始した。4打数無安打、3三振。すべて走者を置いた場面でことごとくボール球を追い掛け、バットが空を切った。1、2打席目はディクソンの130キロ台の変化球にほんろうされ、追い込まれてから外に落ちる軌道にブルン、ブルン…。3球三振した三回はワンバウンドを強振した。

 六回は力のない二飛。八回は佐藤達に最後は外へスライダーを落とされ、またも空振り三振。首をかしげながらベンチへ戻った。

 さすがに、このまま開幕を迎えるのは心もとない。不安が募る。「ストライクが打てないのではなくて、ボール球に手を出している。そこで手を止められるかどうか。もうちょっと打席数が必要だと思う」。試合後、和田監督はゴメスに『追試』を告げたことを明かした。25日と26日のウエスタン・中日戦に2試合出場し、調整不足を補ってから、東京へ向かうことになった。

 オープン戦打率は・143。15打席で喫した6三振はすべて空振りだ。オリックス・谷の飛球が天井に当たり審判団が協議している間、二塁付近で西岡から身ぶりを交えた“公開授業”を受けた。

 「日本はこれだけ変化球で攻めてくるんだとアドバイスをもらったよ。こっちのスタイルは分かったので、しっかりと見極められるように調整したい」。よほどのことがない限りは開幕4番に据えられるドミニカンが、東上前の途中下車で追加の2試合に臨む。

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