呉昇桓OK!2段モーション問題決着
2段モーションの疑いが持たれた阪神・呉昇桓投手(31)について、阪神の四藤慶一郎球団専務は9日、審判団から現時点で問題なしの回答を得たことを明らかにした。
踏み出した左足が2度地面につくという独特のフォームに、審判団はキャンプ中から一連の動作ではない反則投球の疑いがあるとして議論を続けてきた。
だが四藤専務が8日の日本ハム戦後に友寄審判長に見解を求め、「規則上の判断として意図的に段をつけるのであればボークだが、実際に見てスムーズなフォーム。問題があれば審判がボークを取っている」との回答を受けたという。今後は「意図的にタイミングを外していると判断すれば、呉昇桓投手に限らずボークと判定することもある」と説明されたが、現状のフォームであれば問題ないとの見解に、呉昇桓の2段モーション問題は完全決着となった形だ。
「われわれとしては問題ないと自信を持っていたが、確認できて良かった」と四藤専務。この一報に呉昇桓は「まだ(審判団の見解を)聞いてはいないが、最初から気にしてはいなかった。選手として(決断に)従うつもりで練習に集中していた」と、冷静な口調で感想を述べていた。
