掛布DC、北條&一二三に過酷ノルマ

 「阪神2軍春季キャンプ」(21日、安芸)

 掛布雅之DC(58)が、北條史也内野手(19)と一二三慎太外野手(21)にノルマを課した。キャンプ最終クールの練習試合3試合(22日・高陽ワンダーズ戦、23日・四国銀行戦、24日・四国ILp高知戦)で、北條は12打数5安打、一二三は12打数4安打を設定。総仕上げとなる“最終試験”の合格を期待した。

 掛布DCが北條、一二三それぞれに伝えた高いノルマ。「キャンプ1カ月の仕上げのゲーム」と位置づける3試合で、結果を求めたのは期待の表れだ。

 キャンプを通して「今の時期は内容が大事」と話してきた。それでも、最後に試練を与えるのは、乗り越えられる力がついてきたと手応えを感じているからだろう。

 北條も一二三も、野球に取り組む姿勢が、以前より前向きになったと感じている。北條には膝を柔らかく使う「ひげダンス打法」。一二三はトップの位置とタイミングの取り方を修正。個別練習にも根をあげない2人には、感心するばかりだ。

 過酷ノルマ達成に若虎コンビも鼻息が荒い。19日・楽天戦で2安打3打点を挙げた西田ら沖縄組の活躍も刺激になっている。北條は12打数5安打達成に「自信あります。西田さんに負けてられませんから」と不敵な笑み。12打数4安打の一二三は「大丈夫でしょう。5、6安打は打ちます」とノルマ超えを宣言した。

 掛布DCは「安芸組にとっても、自分がやってきたことにどういう答えがでるかという3試合になる」と話した。沖縄組への宣戦布告でスタートした安芸キャンプ。安芸の掛布チルドレンも、最高の答えを出してみせる。

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